コラム #2|自分のノスタルジーを掘る

コラム #2|自分のノスタルジーを掘る

大城崇聡 ノスタルジーコレクションクラブ|コラム

大城崇聡 ノスタルジーコレクションクラブ|コラム

このクラブでは、いきなり「何を買うか」から始めません。

最初にやるのは、自分が何に惹かれる人なのかを知ることです。何を買うかより先に、なぜそれに惹かれるのかがわかっていないと、コレクションは「なんとなく集まったモノ」で終わります。

だから今日は、一つの問いを持ち帰ってほしいと思います。

自分のノスタルジーは、どこにあるか。

子どもの頃に強く惹かれていたもの。昔持っていたけれど手放してしまったもの。今さら欲しいと思うけど、人には言いづらいもの。心が動くのに、理由がうまく説明できないもの。

そういうものの中に、コレクションの種があります。

コレクションは、理屈だけでは始まりません。価格だけで買ったものは、価格で手放します。でも、自分の深いところに刺さっているものは、簡単には手放しません。だから保有が続く。保有が続くから、時間が価値に変わる。コレクショ

ンが資産になる入口は、そこにあります。

高校生のとき、祖父からロレックスのオイスターパーペチュアルデイトをもらった。特別高価なものではなかったけれど、ずっと手放さなかった。売ろうと思ったことも、正直ある。でも手放せなかった。好きだったから。

そのロレックスが今も手元にあるのは、合理的な判断をしたからではありません。手放せなかっただけです。でもその「手放せなかった」という感覚こそが、コレクションの本質だと思っています。

自分のノスタルジーを掘るとき、四つの問いが手がかりになります。

一つ目は、子どもの頃に流行っていたからではなく、自分だけが妙に強く好きだったものは何か。二つ目は、昔持っていて手放したけれど、今も少し引っかかっているものは何か。三つ目は、今さら欲しいと思うけれど、なんとなく恥ずかしくて人に言えないものは何か。四つ目は、値段を抜きにして、手元に置いておきたいと思うものは何か。

この四つに正直に向き合ったとき、出てきたものがあなたのノスタルジーの種です。

次にもう一歩だけ進めてみてください。そのノスタルジーの種は、今も市場に存在していますか?他に欲しがっている人がいそうですか?時間が経つほど数が減りそうですか?

全部「yes」なら、それはコレクションとして育てる価値があります。感情と市場が重なっている場所に、ノスタルジー投資の本質があります。

チャットで教えてください。あなたのノスタルジーの種は何ですか?

大城崇聡 Collection Bank代表取締役 / ノスタルジーコレクションクラブ主宰

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