今週は攻殻機動隊のテレホンカードを何枚か買い、Amazon Merch on Demand限定のTシャツもほぼ全デザインを揃えました。
昨日の金曜記事では、1995年劇場版に由来するテレカ・LD・パンフ・資料集を「物理媒体」として横断的に分析しました。今日は分析ではなく、実際に買った人間の話をします。
テレカを買った理由
金曜の記事で書いたことを、もう少し正直に言うとこういうことです。
1995年の映画を見て、何かが変わった感覚がありました。「難しい」という感覚が先にあって、でも引力があった。攻殻機動隊が問い続けていた「自分を自分たらしめているものは何か」という問いは、当時のぼくには答えられなかった。今も答えられているかどうか、正直わかりません。
テレカを手にすると、その問いのそばに戻れる気がします。
Tシャツは現行品です。記憶の入口になる。でもテレカは1995年前後の実物で、当時の配色とフォントと質感がそのまま残っている。作品が描いた情報社会によって、作品を保存してきた物理媒体が不要になっていく——そう書きながら、その媒体を手元に置きたいと思って買いました。
Amazon限定Tシャツ——7デザイン全部
Collage、Motoko、Batou、PuppetMaster、Fuchikoma、Cyborg、MotokoFuchikoma。
7月7日の新作放映に合わせて展開されたMerch on Demand限定品です。オンデマンド方式なので品切れはない。希少性としての限定品ではありません。
それでも全部買ったのは、2026年7月に新作が始まった記録として手元に置きたかったからです。30年後にこれが「当時のもの」になるかどうかは、作品の耐久力次第です。攻殻機動隊が30年後も語られ続けているかどうか、ぼくはそっちに賭けています。
コレクションとして持つ意味
高校生のとき、祖父からロレックスのオイスターパーペチュアルデイトをもらった。特別高価なものではなかったけれど、ずっと手放さなかった。売ろうと思ったことも、正直ある。でも手放せなかった。好きだったから。記憶があったから。
攻殻機動隊も、同じです。好きだから。あの問いのそばにいたいから。それがコレクションの理由であって、相場の話はその後についてくるものです。
今週観察するとしたら——と書こうとして、昨日の金曜記事でそれは全部書いたことに気づきました。観察するべきことは、P2P市場での1995年劇場版由来アイテムの動向です。新作放映後の旧作グッズへの視線がどう変わるか、今月から追います。
今週の記事を振り返って
今週は以下のテーマで書きました。
月曜(ファッション):コーポレートTシャツ深掘り
火曜(時計/ジュエリー):【ロレックス デイトナ 年代別シリーズ】第1回
水曜(アート):アンティークコインという選択
木曜(インテリア):柳宗理——紙を折っていたら、椅子になった
金曜(ホビー):攻殻機動隊——1995年の記憶媒体たち
気になった記事があれば、週末に読み返してみてください。来週も月曜から続きます。
大城崇聡|Collection Bank代表取締役 ノスタルジーコレクションクラブ主宰












